※この記事は現地オプショナルツアー予約サイトのKKDayによる提供です。
台湾の歴史を感じる古都・台南を探検しよう
三連休があったらどこへ旅行に行きたいですか？
日本から飛行機で5時間以内で行ける、弾丸ツアーにぴったりの海外旅行先といえば、韓国、台湾、香港・マカオ、中国、グアム、サイパン、ウラジオストクなどがあります。
今回の記事では「台湾には何度も行っているけれど、台北以外の都市はまだ行ったことがない」というリピーターさん向けに、台南で文化と歴史の旅のモデルプランをご紹介します！
日本から台湾へはLCCを含め数社が就航していますが、今回は台湾南部の高雄（ガオション）発着でモデルプランを立ててみました。
高雄へは東京、大阪、福岡、沖縄、札幌の空港から直行便があります。成田発なら16時くらいに高雄に到着、関空発なら14時くらいに高雄に到着します。
1日目・高雄の六合夜市で台湾B級グルメを満喫
高雄は台湾第二の都市と言われており、愛河、西子灣や蓮池潭などの観光スポットがあります。福佬、客家、平埔族やパイワン族などの原住民族が暮らしているため、高雄近郊の観光スポットまで足を伸ばせば、文化的な多様性を感じることができます。
初日は高雄空港に到着するのが夕方なので、市内の観光スポットへ行ってみましょう！
有名な夜市「六合夜市」で腹ごしらえをしてから、ライトアップされた美しい愛河のほとりをゆっくり散歩。余裕があれば、虹色にライトアップされた高雄メトロの美麗島駅を見に行くのもおすすめです！
KKdayでは夜19:00出発の愛河ナイトクルーズと六合夜市がセットになったツアーをご用意しています。水面からライトアップされた愛河を満喫できますよ！
【高雄】愛河ナイトクルーズと六合夜市を楽しむナイトツアー（2名より）
六合夜市
住所：800高雄市新興區六合二路與中山一路口 (地図)
電話：07 285 6786
営業時間：店舗によって異なる
ウェブサイト（日本語）
愛河
ウェブサイト（日本語）
メトロ・美麗島駅
住所：800高雄市新興區中山一路115號 (地図)
2日目・台南で文化と歴史に触れる
2日目は新幹線で台南へ。高雄の左營駅からは15分ほどで高鉄・台南駅に到着します。高鉄・台南駅は観光スポットが集まっている台南市内までは距離があります。まずは徒歩で隣接する台湾鉄道の沙崙駅へ向かい、台鉄に乗り換えて台南駅で下車します。
台南の歴史
オランダ人がやって来る前の台湾には原住民族と呼ばれる人たちが暮らしていました。その後は1624年オランダによる統治、1662年鄭成功による統治、1683年清朝による統治、1895年からの日本統治時代、1945年からの国民党時代と統治者が変わってきました。
そのため台南にはオランダ人が建設した要塞や、鄭成功ゆかりの建築、そして日本時代の建築が残っており、歴史を感じる街となっています。
今回の台南観光のテーマは文化と歴史の旅ということで、オランダ人が建設したゼーランディア城（安平古堡）や、赤崁楼（旧称プロヴィンティア城）、時代は下って日本統治時代の建物などを見学しましょう。
ゼーランディア城（安平古堡）
オランダ人によって統治された1624年〜1662年の38年間、台南は大航海時代の貿易の拠点として重要視されていました。
このフォート・ゼーランディアは1634年に完成し、防衛のための要塞として使われましたが、その後統治者が変わる過程で荒廃していきました。現在では実際にオランダ時代に建設された部分は、遺跡前方の外壁などにわずかに残存しているのみで、ガジュマルに覆われています。
ゼーランディア城 （安平古堡）
住所：708台南市安平區國勝路82號 (地図)
電話：06 226 7348
開放時間：8:30~17:30
ウェブサイト（中国語）
赤崁楼（せきかんろう）
赤崁楼は旧称をプロヴィンティア城と言い、1652年にオランダ人によって建設された当時の政治の中心となった建物です。1661年に鄭成功がオランダ軍を撤退させた後は承天府と改名され利用されていました。
現在ではオランダ時代に作られた基礎の上に中国式の建築がそびえる形になっており、観音菩薩などが祀られています。
赤崁楼の付近は美味しい台南料理のレストランやホテルが多く、旅行者が楽しめるエリアでアクセスも便利です。夜のライトアップされた赤崁楼も昼間とは違った美しさがあります。
赤崁楼
住所：700台南市中西區民族路二段212號 (地図)
電話：06 220 5647
開放時間：8:30~21:30
ウェブサイト（日本語）
ハヤシ百貨店（林百貨）
ハヤシ百貨店は元々日本統治時代の1932年に日本人の実業家・林方一によって創立された、当時は台湾南部で最も大きい百貨店でした。
2013年に修復工事を終えたハヤシ百貨店の内部では、デザインにこだわりを感じる文具など、おみやげにぴったりな雑貨が見つかります。
建築内部は歴史を感じさせる荘厳さとモダンなインテリアが融合しており、ウインドーショッピングをするだけでも気分がわくわくしてきます！
屋上には日本の神社を思わせるモニュメントが鎮座しています。なんとこれは本物の神社で、1933年に建てられ産業の守護神を祀っているそうです。
ハヤシ百貨店
住所：700台南市中西區忠義路二段63號 (地図)
電話：06 221 3000
営業時間：11:00~22:00
ウェブサイト（日本語）
台南のグルメ
台南は歴史だけではなく、美食の街としても有名です。ぜひ味わいたいのは牛肉スープ、エビご飯、そしてかき氷です。台北では味わえないものも多いので、これらを食べるためだけでも台南へ行く価値があります！
牛肉スープ（牛肉湯）は生の牛肉をお椀にいれて、熱々のスープを注いだだけのシンプルな料理です。程よく火が通った牛肉は柔らかくプルプルの食感です。スープもだしが効いていてとても美味しいですよ。
エビご飯（蝦仁飯）も具材はエビとねぎ、味付けは醤油と砂糖のみととてもシンプルな料理です。日本人の口にも合う甘辛の味付けで、量も小ぶりなので何杯でも食べられそうです。いろんなお店のエビご飯を食べ比べるのも楽しいかもしれませんね！
台南は南国のフルーツが豊富で、旬のマンゴーを使ったかき氷や、古早味（昔ながらの味）と言われる黒糖シロップのかき氷などのお店があちこちにあります。夏の暑い日などはかき氷屋で休憩をはさみながら、台南観光を楽しみましょう！
3日目・高雄で龍と虎のお寺を見学し、帰国の途につく
3日目は帰国の日ですが、高雄空港へ向かう前に立ち寄りやすいスポットを一つ紹介します。
蓮池潭・龍虎塔
新幹線で高雄の左營駅についたら、台湾鉄道（台鉄）側の出入り口からタクシーで蓮池潭へ向かいましょう。8分程度で到着する蓮池潭には龍虎塔という有名なお寺があります。
龍虎塔は大きな口を開けた龍と虎の像がお寺の前に鎮座している、高雄のランドマーク的なスポットです。
龍の口から入って虎の口から出るのが正しいルートで、このように参拝することで開運効果があると言われています。
蓮池潭から高雄空港まではタクシーで30分、バスでは1時間程度なので、帰国の前に龍虎塔を観光して旅の最後の思い出作りをしましょう！
蓮池潭・龍虎塔
住所：813高雄市左營區蓮潭路9號 (地図)
電話：07 581 9286
開放時間：24時間
ウェブサイト（中国語）
東京発着の場合、台北から帰国の方が時間に余裕がある？
東京の空港の場合、高雄からの帰国便が朝早いものばかりなので、帰りのチケットは台北→東京（成田空港）で手配すると時間に余裕ができておすすめです。高雄（台南）から桃園空港の最寄りの桃園駅へは新幹線で1時間半〜2時間弱です。
あらかじめ航空券を東京→高雄＋台北→東京で予約しておくと、３連休でも時間を有効に活用した旅行プランが作れますよ。
台湾は日本から3〜4時間のフライトで行ける、弾丸ツアーにぴったりの旅行先です。グルメや見所も豊富で、人も優しいのでリピーターも多いのが特徴です。
台湾最大の都市、台北へは何度も行ったことがあるけれど、南部はまだ行ったことがなくて…、そんなみなさんに、今回は初めての高雄・台南で歴史と文化に触れる旅のモデルプランをご紹介しました。
３連休という限られた日数でも、台湾は新幹線などの交通が発達しているので南部の街を観光するのは不可能ではありません。ぜひ台湾南部へ足を伸ばして台湾の新しい魅力を発見してくださいね！
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