ジブリ映画「魔女の宅急便」「紅の豚」の舞台として以前から知られていたものの、近年になってその魅力がますます語られるようになった東欧の穴場クロアチア。特に最近は格安航空券やホテルの選択肢が増えたおかげで、日本の旅行者にも人気の観光地となっています。中でもドゥブロヴニクは、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の舞台、七王国の王都「キングズ・ランディング」として海外でも注目を集めています。そんな見どころが満載のクロアチア旅行で一番外せないのが、なんと言っても海！今回は、鉄の玉座、ドラゴン、ゾンビ以外にも見逃せない、息を呑むように美しいおすすめの街5選をご紹介します。
クロアチア：一度は訪れたいアドリア海のおすすめ絶景ビーチ
シベニク（Šibenik）
クルカ川がアドリア海に流れ込む場所に位置するシベニクは、歴史好きなら必ず訪れたい場所。中でもシベニクの中央教会「シベニクの聖ヤコブ大聖堂」はユネスコの世界遺産に登録されています。この大聖堂は1431年から1536年にかけて、世代を超えた建築家によって長い年月をかけて建てられた石造建築が特徴で、ゴシック様式とルネサンス様式を中心とした様々な建築様式が反映されています。
また、シベニクには4つの要塞があり、その中でも聖ミカエル要塞はアクセスもよく最も多くの人が訪れる名所となっています。またシベニクからわずか数キロ先のクルカ国立公園では、滝と一体化した天然のプールで泳いだり、自然の中でピクニックをして過ごすこともできます。
シベニクへのアクセス：スプリト空港からバスで1時間30分
クロアチア：一度は訪れたいアドリア海のおすすめ絶景ビーチ
フヴァル島（Hvar）
フヴァル島は、年平均で日照時間が2,600時間以上あることから「ヨーロッパ一日光のあたる場所」とも呼ばれる島。アドリア海北部の宝石とも呼ばれ、ハリウッドのセレブも休暇に訪れるリゾート地として知られています。キラキラと澄みきったビーチで泳いだ後は、歩いて20分ほどで行ける島の名所、フヴァル城塞まで足を伸ばしてみるのがおすすめです。この城塞は13世紀に建設され、1571年にオスマントルコ軍が来襲した時にも町の人々を救ったという記録が残っています。夜には、Kiva BarやCarpe Diemなどの有名クラブで開催される賑やかなパーティーに顔を出しててみはいかがですか？
フヴァル島へのアクセス：スプリト空港からバスで1時間 + フェリーまたはカタマラン（双胴船）で1時間から1時間30分
クロアチア：一度は訪れたいアドリア海のおすすめ絶景ビーチ
スプリト（Split）
クロアチアで最も観光客の多い都市の一つに挙げられるスプリト。スプリトで一番有名な観光スポットといえば言うまでもなくディオクレティアヌス宮殿です。3万1,000平方メートルの面積を誇るこの宮殿は、スプリト旧市街の半分以上の面積を占め、現存するローマ遺跡の中でも最も保存状態の良い遺跡として知られています。
スプリトが多くの観光客を魅了する理由はそれだけではありません。それは周辺の島々への便利なアクセス！日帰りで行ける島巡りツアーがおすすめで、ツアー会社のスケジュールに基づいて4ヶ所から6ヶ所のビーチに寄りながら、食事やシュノーケリングを楽しむことができます。スプリトは他にも活気あるナイトライフや音楽フェスティバルが盛んで、その中でも一番有名なUltra Europeフェスティバルは参加してみる価値大です。
スプリトへのアクセス：飛行機でスプリト空港へ、または首都ザグレブから電車で8時間
クロアチア：一度は訪れたいアドリア海のおすすめ絶景ビーチ
ブラチ島（Brač）
ダルマチア地方最大の島、ブラチ島。砂浜の白にアドリア海の碧のグラデーションが映える、最高に美しいビーチがあります。ズラトニ・ラット（Zlatni Rat）と呼ばれる海岸線は、ビーチが海に向かって角のように突き出しているとても不思議なビーチで、クロアチア語で「黄金の角」という意味があります。潮の満ち引きでその形を少しずつ変える姿が特徴的で、干潮時に砂の道を奥まで進んでいくと海洋生物に出会えることも！白い小石のビーチには松の木が立ち並び、サーフィンやカイトサーフィンなどのウォーターアクティビティを楽しめます。そして、スプリトにあるディオクレティアヌス宮殿に使われている大理石の大半はブラチ島の石切り場から運ばれたものなんですよ！
ブラチ島へのアクセス：スプリト空港からバスで1時間 + フェリーまたはカタマランで1時間
クロアチア：一度は訪れたいアドリア海のおすすめ絶景ビーチ
ラブ島（Rab）
知ってました？クヴァルネル湾と周辺に点在する島々に囲まれた絶好の立地にあるラブ島は、1889年にはすでに市議会によって夏の観光リゾート地として宣言されたほど観光地として長い歴史のある島なのです。ラブ島の名前はイリュリア語で「森林」または「緑」を意味する「Arba」から派生したもので、その名のとおり休暇時にハイキングを楽しみたい旅行者にはぴったりの旅行先です。島の四分の一が森に覆われているので、自然の中でハイキングやサイクリングを存分に楽しめます。
もっとゆったりと観光を楽しみたいなら、13世紀まで遡る歴史的な建物がひしめき合う島の中心地、ラブ・タウンを散策してみては？今でも旧市街の壁が街の複数の場所で見られ、1509年に建てられたタウン・ロッギア（Town Loggia）まで続くラブ・タウンの中心街には、保存状態の良い15世紀の建物が未だに残っています。息を呑むように美しい海の景色を眺めたいなら、高さ26メートルのベルタワーに登ってみるのもお忘れなく！また歴史に興味があるなら、以前教会のあった場所に当時の建材を用いて新たに建てられた11世紀の聖マリア教会、6世紀から7世紀頃に建てられたとされる島最古の聖ヨハネ教会、1181年に建てられたベルタワーが残る聖アンドレア教会は必見です！
ラブ島へのアクセス：スプリト空港からバスで1時間 + フェリーまたはカタマランで1時間から1時間30分
*航空券の料金（諸税および手数料込、手荷物料金別）は、エコノミークラス利用時の1名あたりの往復料金で、別段の記載がない限り、2017年12月に東京を出発し上記の各都市へ旅行した場合のデータを2017年10月19日に収集したものです。料金は日本円（JPY）表示で、変更が生じたり売り切れとなる場合があります。
**上記のホテル料金（諸税および手数料込）は1室2名利用時の1泊あたりの料金で、2017年12月に各ホテルへ宿泊した場合のデータをKAYAK.co.jp上で2017年10月19日に収集したものです。料金は日本円（JPY）表示で、変更が生じたり売り切れとなる場合があります。
