海外旅行にはつきものの長時間のフライト。さらに乗り継ぎ時間が8時間もかかるとなれば、うんざりしてしまう人も多いはず。近年旅行業界では、実際にそうした利用客の声に応え長時間のレイオーバーを有効に過ごせるようなサービスを展開しており、また世界の空港では施設の拡充が進んでいます。
夜遅くのトランジットでターミナル内の閉店したショップを眺めてみたり、寝心地の悪いベンチで仮眠をとってみたり、また遅くまで開いている数少ないレストランでさびしく食事をとってみたり。そんな長い乗り継ぎ時間をただ退屈に過ごしていたのはもう過去の話。そこで今回は、乗り継ぎ時間も贅沢に過ごせる世界の人気空港8選をご紹介します。
乗り換えだけではもったいない!トランジットで観光が満喫できる世界の豪華な空港最新情報
1:シンガポール・チャンギ国際空港
Singapore Changi Airport (SIN)
開業以来400以上の賞の受賞歴があり、名実ともに世界の空港の中でもトップの地位に君臨するのがシンガポールのチャンギ空港です。シンガポールの主要空港であり、世界で15番目に発着便数が多いこの空港はサービスの充実度もトップレベル。各ターミナルはそれぞれ異なったテーマに沿ってデザインされており、ルーフトップ・プールやスパが完備。旅行中のひと時のリラクゼーションを求める利用客の期待に答える施設が整えられています。特に第2ターミナルは、24時間営業の映画館、子供用の遊び場などが利用でき、家族旅行に最適。また第3ターミナルは200種を超える植物と1000匹以上の蝶が舞う自然豊かな空間デザインになっており、フライトで疲れた心と身体を癒すのに最適なこのユニークなターミナルは世界的に人気を集めています。
2:韓国・仁川国際空港
Incheon International Airport (ICN)
韓国の文化には興味があるけど、空港から街にでるほどの時間がないというあなた。乗り継ぎ空港が仁川国際空港なら、街に出るまでもなく空港内で韓国の文化を満喫することができます。空港内にある博物館や映画館では韓国文化にまつわる数々のパフォーマンスが楽しめ、新たな学びと共に乗り継ぎ時間を有意義に過ごすことができます。その他にも、一年中利用できるスケートリンク、18ホールのパターゴルフコース、カジノ、7つの屋内庭園など、エンターテイメント施設も充実しています。また税関や入国審査などの手続きが世界の空港の中でも最も迅速で、さらにバゲッジクレームの発生率が0.0001%と非常に低い点も旅行好きとしては見逃せない重要なポイント!
3:台湾桃園国際空港
Taiwan Taoyuan International Airport (TPE)
台湾桃園国際空港はその大規模な設備だけでなく、様々なテーマに沿ってデザインされたラウンジが世界的に注目を集めています。ハローキティーやアート、スポーツなど様々なテーマのラウンジを予約すれば、次のフライトまでの間リラックスして休みを取ることができます。ラウンジが予約できなかった場合でも、空港第2ターミナルには阿里山森林鉄道のレプリカ、台湾の先住民族の住居など観光客に人気の展示が数多くあり、長い乗り継ぎ時間も退屈することはありません。
4:ドバイ国際空港
Dubai International Airport (DXB)
ドバイの街そのものを象徴するかのように、豪華絢爛な設備で利用者を圧倒するのがドバイ国際空港です。アラビアの伝統的な建築様式で設計された空港内は、荘厳な装飾が施された柱や池、日本庭園など空港とは思えない様なゴージャズなデザインになっています。世界最大の免税店でショッピングをしたり、ワールドクラスのサービスが味わえるスパを予約したりと、楽しみ方が満載のこの空港ではむしろ乗り継ぎ時間が長いほうがラッキーと言ってもいいくらい。次のフライトに搭乗する頃にはすっかり王族気分!
5:アムステルダム・スキポール空港
Amsterdam Airport Schiphol (AMS)
アムステルダムの街まで出る時間がなくても、空港内でオランダ観光気分が味わえるのがスキポール空港です。アムステルダム国立美術館所蔵の美術作品が無料で楽しめる美術館から、じっくりと読書にふける事ができる図書館、体験型の展示が満載の科学博物館まで、知的好奇心をくすぐる施設が充実しています。もっと時間があるときはシャンパンを片手に水族館を楽しんだり、そしてなんと空港内で結婚式を挙げる事ができるウェディングサービスまで、乗り継ぎ時間が一生の思い出になるユニークな空港です。
6:ムンバイ・チャトラパティ・シヴァージー国際空港
Chhatrapati Shivaji Maharaj International Airport (BOM)
インド第2の規模を誇るムンバイのチャトラパティ・シヴァージー国際空港は6つのラウンジと21,000平米の広大なショッピングエリアを持つ巨大空港です。ターミナル間のアクセス、チェックイン、セキュリティーチェック、洗面所、ショップ、レストランと全ての面で品質が高く、中でも現地ドバイのアーティスト達の作品が展示された3kmにも及ぶアート・ウォークウェイが評判です。
7:バンクーバー国際空港
Vancouver International Airport (YVR)
ブリティッシュコロンビア州の建築文化の豊かさを思わせる設計のバンクーバー国際空港は、カナダの芸術、自然、そして海洋文化の結晶でもあります。中でも、バンクーバー水族館が管理する2種類の大型水槽とヒトデ専用の水槽は必見。またこの空港はトーテム・ポールや空港の名物ともなっている作品 “The Spirit of Haida Gwaii”をはじめとする北西沿岸部の先住民族アート作品を所蔵する世界最大のコレクションとしても知られています。さらに、この空港の職員はみなとてもフレンドリーなので、乗り継ぎ時間でカナダ式のおもてなしが味わえます。
8:ハマド国際空港
Hamad International Airport (DOH)
カタール航空のホームであるドーハのハマド国際空港は2014年にオープンしたばかり。その近代的で大規模な設備はドバイ国際空港に匹敵するスケールで、早くも中東の人気空港となっています。この空港の建築は海が波打つ様子や砂漠など、カタールの風土を象徴するモチーフを基に設計されています。数多くのショップ、レストラン、スパ、スイミングプールが立ち並ぶ空港内では時間を持て余すことはありません。なかでもこの空港の目玉は、出発ゲート中央に鎮座する7mの巨大テディ・ベア。スイス人アーティストUrs Fischerの手によるこのテディ・ベアはハマド国際空港の人気観光スポットとなっています。
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